さまざまな武術が存在する中、合気道は、攻撃する技がないという日本の伝統武術です。攻撃してくる相手の安全まで考えた合気道とはどのような武術なのでしょうか。

合気道

 

合気道の歴史とは

 

合気道とは日本発祥の伝統武術です。開祖は植芝盛平。植芝盛平は剣術や柔術、関節技などを学んでおり、その後合気道の元となる合気武術を作り上げました。

 

その後門下生が増加するとともに、合気道へとつながることになります。しかしその頃は、軍人などの一部の限られた人にしか門下生となることを許しておらず、まだまだ一般的に普及したものではありませんでした。

 

しかしその後、1948年に文部科学省の承認を経て合気道と名乗ることとなり、そこから急スピードで普及していくことになります。

 

そんな合気道は世界的にも広まっており、現在では世界国々の約7割、約140ヶ国に組織・団体があります。相手を攻撃することを目的とせず、戦う相手は己自身であるというその考えは、実に日本らしいと外国人愛好家も増加しています。

 

合気道は攻撃しない武術

 

合気道は、同じく日本の武術である空手や柔道とは少し違った色合いを見せています。

 

空手が立ち技での蹴りや突きなどの打撃、柔道が投げや寝技などの固めを主とし、どちらも攻撃型であるのに対し、合気道は攻撃技がない武道であることでも有名です。いわゆるパンチやキックなどをしない武術なのです。

 

相手が攻撃してきたところを、その攻撃をさばきながら相手の体勢を崩し、自分が有利な状態へと持っていくことを基本としています。

 

関節技で押さえたり、バランスを崩しひっくり返したりし攻撃をかわすことから、護身術として、力のない女性や子供にも注目されています。

 

合気道は相手といたずらに強弱を競わない、心身の錬成を図るのを目的としていることから、優劣をつける試合などがないことも特徴です。