夏になると、日本中さまざまな地域で行われている盆踊りですが、すっかり夏の風物詩として、私たち日本人に親しまれています。

 

そんな盆踊りですが、日本に長い歴史と深い意味を刻んでいるのです。盆踊りとはどのようにして始まったのでしょうか。

 

盆踊り

 

盆踊りの歴史とは

 

やぐらの周りを円となり、音楽に合わせて踊る。今やすっかり夏の風物詩となり、私たちの身近なものとなっている盆踊りですが、一体いつからこの日本に根付いているのでしょうか。

 

その歴史は平安時代までさかのぼります。僧侶であった空也上人が、念仏を覚えてもらうために、ヒョウタンを叩きながら念仏を唱えたことが始まりではないかと言われています。

 

その様子が歌を歌いながら踊っているように見えたのです。これが念仏踊りと言われ、皆が真似するようになりました。それが仏教行事である盂蘭盆会(うらぼんえ)と重なり、盆踊りの原型になったとみられています。

 

盂蘭盆会とはインドのサンスクリット語の「ウランバナ(ullambana)」に由来していると言われています。古くは日本書紀の中にすでに登場しており、その考えは古くから日本にあったと想像できます。

 

その後鎌倉時代に入ると、一遍上人が全国を旅しながら広めていくことで、日本全国に普及していったと言われています。

 

西馬音内盆踊り・郡上おどり・阿波踊り

 

この3つは三大盆踊りと呼ばれています。

 

盆踊りに込められた意味とは

 

最近では、盆踊りに使われる曲がポップなものになったこともあって、夏祭りやイベントのように思われることが多いのですが、その始まりは宗教行事であり、さまざまな深い意味が込められているのです。

 

  • 祖先の霊をお迎えし慰める
  • 農作物の豊作祈願

 

この2つの意味が大きいと言われています。8月の数日間は盆と言われ、あの世へ行ってしまったご先祖様がこの世に戻ってくると言われています。

 

盆踊りがご先祖様を迎え、そしてまた送り出す、その意味合いが深く込められた夏の行事であり、日本の伝統文化なのです。