日本には多くの伝統文化があり、どれもとても日本的。そんな日本の伝統文化は海外でもとても注目されています。

 

なかでも能と狂言を要する能楽は、今後さらに注目されること間違いなしです。能楽とはどのようなものなのか見ていきましょう。

 

能楽堂

 

能楽とは。その歴史

 

能楽とは、狂言、どちらのことも指し、どちらも含んだ伝統芸能のことを言います。能楽はユネスコ無形文化財にも登録されている、日本の伝統文化のひとつです。

 

能も狂言もどちらも同じ能舞台で演じられ、能の上演の後に狂言が上演されるといったように、同じ日に上演されることが本来の方法です。

 

能とは

 

能は能面という面をつけて演じ、もともとは貴族などが好んだ演劇です。歌舞劇と呼ばれています。物語の内容は、史実や歴史物が多いです。ゆるやかでゆっくりした動きが多くあります。

 

狂言とは

 

狂言は能と違い、面をつけて演じることは少なく、人以外のものを演じる時のみ、面を付けます。面は能のように美形面ではなく、面白い顔や醜い顔、怖い顔などの面が多いです。

 

武士に好まれた演劇で、会話劇と呼ばれています。物語の内容は庶民の日常を描いたものが多く、笑いの要素もふんだんに盛り込まれています。飛んだり跳ねたり、躍動的な動きが多くあります。

 

能楽と呼ばれる能と狂言にはこのような違いがあります。

 

世界から注目される理由

 

日本独自の伝統文化である能楽は、もともと大変注目されたものでしたが、有名な能楽師である野村萬斎氏が、2020年東京オリンピック・パラリンピック開会式・閉会式のチーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任したことによって、さらに注目が集まると予想されています。

 

萬斎氏は狂言方和泉流の能楽師であり、さまざまな映画やドラマなどで活躍する俳優でもあります。さらに金メダリストである羽生結弦選手のSEIMEIのインスパイア元であることも有名です。

 

演出家としても活躍している萬斎氏ですから、どのような開閉会式になるのか、今から期待されています。