子供のころ、折り紙を折って遊んだ経験は、日本人なら誰にもあることではないでしょうか。

 

折り紙は、日本に古くから根付いている文化のひとつで、遊び道具としてだけではなく、神事にも活用されてきました。そんな折り紙の文化とはどのようなものなのでしょうか。

 

折り紙

 

折り紙の歴史とは

 

折り紙は紙を折ってさまざまなモチーフをつくることで、現在では、遊び道具として、そしてひとつの芸術として多くの人に注目されています。

 

折り紙アーティストからレクチャーを受けることができる講座や、見て学ぶことができる折り紙本などはとても人気となっています。海外からの注目も熱く、「origami」として親しまれるようになりました。

 

折り紙の芽は、平安時代に芽吹きはじめます。その理由は日本が誇る伝統のひとつである、丈夫で美しい和紙の誕生です。

 

鎌倉時代になると、高級武士の間で和紙で何かを包み贈答することが流行するようになりました。その文化は、現在でも「熨斗」(のし)として残っています。

 

高級で身分の高い人にしか手に入れることができなかった和紙が、江戸時代になると庶民の間にも広がりを見せるようになります。それに伴い、遊びの要素を取り入れた折り紙へと変化を遂げました。

 

日本の「畳む」という文化

 

日本の折り紙がこのように発展した要素のひとつに、日本に根付く「畳む」という文化が関係していると言われています。

 

西洋ではハンガーにかけクローゼット収納が一般的ですが、日本では丁寧に折りたたみ箪笥に収納するなど、服の収納方法ひとつ取っても、随分と違いがあります。

 

その他にも、扇子や提灯、屏風、布団、風呂敷、三面鏡などの鏡など、畳んで小さくして収納するというスタイルがとても多いのです。

 

日本風情や生活環境、日本人の心に畳む文化がぴったりとマッチしていることを表しています。そのような部分から、折り紙は日本人の生活にスムーズに浸透していったと考えられます。

 

11月11日は「おりがみの日」

 

毎年11月11日は折り紙の日に制定されています。

 

数字の1が4つ並ぶ11月11日、数字の1を正方形の一辺と見立て、1が4つで正方形のおりがみの4辺を表すことから、1980年、この日を「おりがみの日」に制定しました。(日本折紙協会公式HPより引用)